生き方

まだ10代、高校生だった頃の幼友達が今日わが家に来た。
東京での用を済ませた後、名古屋に帰る途に珍しく立ち寄って数年ぶりに再会した。
今、奥方が認知になり、その世話をしながらも、仏教伝道の道を一筋に歩いている彼を改めて見つめてみた。
長いアメリカ生活、離婚、再婚と、ドラマのような人生を生きて来た彼の根底にある一本の道は、ひたすら仏教精神であった。
学生時代はともに英会話を習いに行っていたのに、その点ではもう降参している私に比べ、彼は英語力を生かして外国人に仏教の教えを伝える仕事を続けている。
学生時代からの夢をまさに実現した人生である。
多分、家庭料理に飢えているかと思い、タケノコのご飯、お刺身、銀タラのみそ漬け、スナップエンドウとエビの炒め物、タケノコとわかめの煮物を作っておいた。帰りにはもちろんテイクアウトするだろうと思い、その通りに喜んで持って帰った。
明日はインターネットで外国人に仏教の話をすると言うので、その原稿を見せてくれた。
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話の尽きない魂の世界、帰りの電車の時間を気にしながら、またたく間に時間が過ぎ私たちは別れた。
70年近い友情が変わらず存在し続けていることの奇跡とご縁、永遠なるものに導かれている出会い、人生は本当に摩訶不思議である。

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